ファンキーモンキーベイベー
今年はライブの当たり年だ。
3月の神聖かまってちゃんライブも良かった(今後の期待は薄れてきているが)。
先日、TBC夏祭りのゲストライブで見たHi-Fi CAMPも良かった。
そして昨日、北島三郎のライブに行った。
場所は「東京エレクトロンホール宮城」。
他県の方には、東京なのか宮城なのか解りづらいかもしれないが、宮城県民会館の通称が「東京エレクトロンホール宮城」だ。
会場に行き、当日券を購入。
このチケットは「端っこで良いから前の方でなんとかして」と言って、3,000円にまけてもらったものだが、真ん中から埋めたかったのか、ほぼ中央でかなり良い席。
開場まで2時間ほどあったので、暇つぶしにパチンコ屋へ寄った。
残酷な天使のように 少年よ 神話になれ♪
ライブチケットがタダになった。
喜びながらも時間が気になり、時計を見ると6時10分。
残り20分で始まってしまう。
X JAPANなら1時間や2時間遅刻しても始まっていないが、演歌で時間がズレる事はないだろうと思い猛ダッシュで開場に向かった。
なんとか5分前に入場でき、加齢臭と線香のニオイが充満する開場でサブちゃんの出番を待っていた。
ブザーが鳴り、開場が暗転。
演奏が始まり、どん帳が上がる。
センターに立つ袴姿のサブちゃん登場!
幕が数センチほど上がったところで顔が見えた。
身長よりも気になるのは歌だ。
昨年の紅白を見た時、声が出なくなっていたのが気がかりだった。
歌が始まる。
やはり出てない……。
知らない曲も混じり込む中で、これを二時間聴き続けるのは正直しんどいと思っていたが、曲が進むにつれて声も出てきた。
後半30分は知っている曲ばかりで、ほぼ歌い詰めの状態。
1日2ステージをこなすだけでも大変なはずなのに、74歳にして力強く歌うサブちゃんを見ていたら、最後の「まつり」で泣きそうになった。
もう少し近くでサブちゃんを見たかったので、ライブ終了後は楽屋口で待った。
楽屋口からスタッフではない黒い人(詳しくは書けないので察して欲しい)が出てきた数分後、バックバンドのメンバーが出てくる。
そろそろだなと思っていたらサブちゃんが出てきたので、握手をしてもらった。
その時見たサブちゃんの顔は、ステージで見た時の顔と全く別人。
ステージでにこやかにしているけど、普段はその筋の人の顔になるというのが一般的なイメージだろうが、それとも違う。
完全に衰弱しきったお爺さんの顔。
そんな衰弱しきった状態でも、ステージに立つと別人の顔になり、力強い北島三郎を演じていたのだ。
昔、母が三叉神経の病気で脳の手術をした。
発狂するぐらいの痛みが常に続く中、手術の直前まで店に立っていた。
普段はちょっとした言葉も出せず、紙に書いて会話をするほどなのに、お客さんの前では笑顔で会話をし、カラオケも歌っていた。
痛みがひどくなると後ろを向いて顔を歪め、前を向いた時には笑顔に戻る。
後ろを向いて前が剥けているか確認するのとはワケが違うのだ。
プロの世界って……。



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